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就職
2022/01/15

就職するために必要なPCスキルとは?

目次


  1. 「PC基本操作できる人」の基準とは?
  2. 基本操作のレベルはどれくらい?おすすめの資格とは?
  3. おすすめの資格「MOS試験」とは?
  4. MOS試験取得のメリットとは?
  5. まとめ

 

求人票でよくみる「PC基本操作できる人」とは?

 

2022年がスタートし、新年度に向けて就職活動を検討中、あるいは始められる予定の方も多いと思います。

本日は、いろいろな業種や職種で見かけるようになった応募条件の「PC基本操作できる人」はどんな人?についてお話させていただきます。

 

 

1.「PC基本操作できる人」の基準とは?

 

実は、「PC基本操作ができる人」の明確な基準はありません。

職種や任される仕事によっても、「基本」のレベルは様々です。

実際に求人票を通してみても、

「PC操作できる人」

「PCスキル(Excel必須)」

「PC操作(Word・Excel・PowerPoint)」

「PCへの定型入力業務」

と、パソコンスキルが必要な求人にも様々な記載があるのがわかりますね。

このような求人票の表現に、応募してみたい仕事だけれども、自分ができるかどうか分からない、と迷ったことのある方も多いのではないでしょうか。

求人によって、「Excelの表のデータ入力だけできる方」で十分という求人もあれば、「Word・Excel・PowerPointを誰かに聞くことなく使いこなせるレベル」の人を採用したいという求人もあり、「PC基本操作できる人」の幅は本当に広いです。

 

では、基準の曖昧な求人に自信を持って応募するには、何をどれだけできる必要があるのでしょうか?

 

 

 

2.PC基本操作のレベルはどれくらい?おすすめの資格とは?

 

応募する側も採用する側も、求人票の記載だけでは伝わりにくいパソコンスキルのレベル。

この問題を解消するのに、一番わかりやすい資格が「MOS試験」なのです。

 

前置きがだいぶ長くなってしまいましたが、ここでやっと本題です。

 

 

3.おすすめの資格「MOS試験」とは?

 

転職しようと思っている方だけでなく、就職を控えている方も、お仕事をされている方も、本当に多くの方に役立つ資格が「MOS試験」です。

MOS試験の正式名称は、「Microsoft Office Specialist」の略称です。

ExcelやWordを製作しているマイクロソフト社が主催する試験で、それぞれの製品をどれだけ使いこなせるのかを証明するにはぴったりの試験なのです。

 

 

4.MOS試験取得のメリットとは?

 

MOS試験取得のメリットとして、MOS試験を運営している株式会社オデッセイコミュニケーションズでは、次の6点を挙げています。

 

<MOS資格取得のメリット>

 

 

★メリット1 パソコンスキルを客観的に証明

「Excelが使える、Wordが使える」などといった目に見えないスキルを客観的に証明。資格は、Microsoft Officeのバージョンごとに取得できます。

 

★メリット2 対策学習が実務力に直結

実際のアプリケーションソフトをコンピュータ上で操作する実技試験なので、資格取得だけではなく、対策学習によってパソコンを使う実務力がつけられます。

 

★メリット3 業務や作業効率が向上

さまざまな機能を効果的に使いこなすスキルが身につくため、職場でのパソコンを使った業務や作業の効率化が図れます。

 

★メリット4 就職・転職時の実力アピールに

社会人に必須の資格のため、就職・転職時をはじめ、社内でのパソコンスキルのアピールに効果的です。また、多数の企業で社員教育として導入されています。

 

★メリット5 取得結果をスピーディーに活用

「合否」の結果は、受験後すぐに判定。取得したその日から履歴書に記載して、就職・転職活動に活かせます。

 

★メリット6 世界的に使われている資格試験。

 

いかがでしょうか?

MOS試験に合格することで、就職・転職活動のアピール素材として活用できることだけでなく、就職後も効率的にOfficeソフトを使えることで、仕事の速さも幅もぐっと広がりをみせることが想像できますね。

 

<MOS試験の出題範囲>

続いて、MOS試験の出題範囲をみてみましょう。

MOS試験は、Officeごとに独立した試験になっていて、さらにバージョンごとでも試験が異なります。

こちらでは、Office365&2019のバージョンでご紹介させていただきます。

ちなみに、試験範囲には、求人でよく見かけるパソコンの機能がずらっと並べられています。

そして、実際の仕事でも使われる機能がぎっしりと詰まっています。

私がこれまで受講生の皆さんから、求人への応募やお仕事の相談をいただいた機能を太字にしていますので、ご参照ください。

 

●Word365&2019

 

文書の管理

・文書内を移動する

・文書の書式を設定する

・文書を保存する、共有する

・文書を検査する

文字、段落、セクションの挿入と書式設定

・文字列や段落を挿入する

・文字列や段落の書式を設定する

・文書にセクションを作成する、設定する

表やリストの管理

・表を作成する

・表を変更する

・リストを作成する、変更する

参考資料の作成と管理

・参照のための要素を作成する、管理する

・参照のための一覧を作成する、管理する

グラフィック要素の挿入と書式設定

・図やテキストボックスを挿入する

・図やテキストボックスを書式設定する

・グラフィック要素にテキストを追加する

・グラフィック要素を変更する

文書の共同作業の管理

・コメントを追加する、管理する

・変更履歴を管理する

 

●Excel365&2019

ワークシートやブックの管理

・ブックにデータをインポートする

・ブック内を移動する

・ワークシートやブックの書式を設定する

・オプションと表示をカスタマイズする

・共同作業のためにコンテンツを設定する

セルやセル範囲のデータの管理

・シートのデータを操作する

・セルやセル範囲の書式を設定する

・名前付き範囲を定義する、参照する

・データを視覚的にまとめる

テーブルとテーブルのデータの管理

・テーブルを作成する、書式設定する

・テーブルを変更する

・テーブルのデータをフィルターする、並べ替える

数式や関数を使用した演算の実行

・参照を追加する

・データを計算する、加工する

・文字列を変更する、書式設定する

グラフの管理

・グラフを作成する

・グラフを変更する

・グラフを書式設定する

 

 

●PowerPoint365&2019

プレゼンテーションの管理

・スライド、配布資料、ノートのマスターを変更する

・プレゼンテーションのオプションや表示を変更する

・プレゼンテーションの印刷設定を行う

・スライドショーを設定する、実行する

・共同作業用にプレゼンテーションを準備する

スライドの管理

・スライドを挿入する

・スライドを変更する

・スライドを並べ替える、グループ化する

テキスト、図形、画像の挿入と書式設定

・テキストを書式設定する

・リンクを挿入する

・図を挿入する、書式設定する

・グラフィック要素を挿入する、書式設定する

・スライド上の図形を並べ替える、グループ化する

表、グラフ、SmartArt、3Dモデル、メディアの挿入

・表を挿入する、書式設定する

・グラフを挿入する、変更する

・SmartArt を挿入する、書式設定する

・3Dモデルを挿入する、変更する

メディアを挿入する、管理する

画面切り替えやアニメーションの適用

・画面切り替えを適用する、設定する

・スライドのコンテンツにアニメーションを設定する

・アニメーションと画面切り替えのタイミングを設定する

 

太字部分が多くの求人で求められている「PC基本操作できる人」のレベルです。

仕事で求められている機能の多くが試験範囲として設定されているのが分かります。

なので、資格を持っていることは実務レベルのスキルがあることを証明することにもなります。

MOS試験は、先述の通り、Officeごとに独立した科目になっていて、ExcelだけやWordとExcel等、色々と組み合わせて取得することが可能です。

どの科目から取得するか迷われている方は、ご興味のある仕事で求められているスキルと直結する科目から取得してみてはいかがでしょうか。

自分にはパソコンの資格なんて取れるかな・・・とご不安に思われている方がいらっしゃれば、東京パソコンアカデミーでMOS試験を合格された方の声を参考にしてみてください。

きっと、MOS試験がご自身にとっての武器となり、自信となることが想像できると思います。

 

 

5.まとめ

「就職するために必要なPCスキルとは?」はいかがでしたか? 就職をするためには、実際にはPCスキルだけでなく、一般的なビジネスマナー、コミュニケーションスキル、問題発見・問題解決能力もバランス良く備わっていてこそ、社会が求める人材です。

ただ、これらの能力は、なかなか身に付けることが難しく、社会人になってから経験として積み上げていくものでもあります。

まずは、短期間でPCスキルを身に付け、MOS試験を取得してみませんか。

そして、「PC基本操作できる方」という応募基準をクリアし、ご興味のある仕事にチャレンジしてみましょう。

この記事の著者:豊島 宏美

 

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