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就職
2023/04/15

ハローワーク求人票(表面)の読み解き方

目次


    1. まずは求人検索から開始
    2. 気になる求人が見つかったら…
    3. ハローワーク求人票(表面)の読み解き方
    4. 最後に…ハローワークを含めた各種就労支援機関を活用しよう

    就職・転職活動で皆さんがまず最初に目にする求人票(求人情報)。

    今回はハローワークで閲覧できる「求人票」の表面(1ページ目)について、内容の見方やチェックすべきポイントを解説いたしますので、応募先を検討する際の参考にしていただければと思います。

     

    1.まずは求人検索から開始

     

    皆さんは「ハローワークインターネットサービス」という求人情報検索サイトをご存じですか?このサイトはインターネット環境さえあればパソコンからでもスマートフォンからでも無料で閲覧可能なハローワークの求人検索サイトです。このページの「求人情報検索」ボタンをクリックすると自分が希望する就業条件を入力するページ(求人情報検索ページ)が開きます。

     

    ・ポイントその1

    ハローワークに求職登録している方は必ず一番上の「求職番号」を入力した上で検索をしましょう。

    そうすることで事業所側の希望で事業所名や住所等の法人情報が空欄になっている求人についても、詳しい情報が見えるようになります。

    ・ポイントその2

    「基本検索条件」欄にやみくもにあれこれ入力する前に、まずは事前に自分が希望するエリア・職種・雇用形態等をある程度洗い出しておき、優先順位も確認した上で入力しましょう。

     

    最後に「検索」ボタンをクリックすると検索結果が一覧で表示されます。(ちなみに就職活動をする際はハローワークだけでなく、さまざまな求人情報提供サイトや転職エージェント、求人誌や派遣会社、各種就労支援機関等を活用し、幅広く情報収集することをお勧めします。)

     

    2.気になる求人が見つかったら…

     

    検索結果の1件1件には右下に「求人票を表示」ボタンがあります(2023年4月現在は緑色のボタン)。気になる求人の「求人票を表示」ボタンをクリックしてみてください。全7項目、全2ページ分の求人票が開きます。この求人票には、これから応募するお仕事を選定していくにあたりとても重要な情報が詰まっています。

     

    ポイント1

    この求人票はパソコンやスマートフォンにPDFファイルとして保存しておくことが可能です。

     

    ポイント2

    求人票左上に記載されている「求人番号」や「事業所番号」を控えておけば、求人検索ページ一番下の「求人番号・事業所番号を指定して検索」機能を使って、いつでも再閲覧が可能です。また実際に応募する際にも、ハローワークの相談窓口でこの番号を伝えれば紹介状の発行等がスムーズに進みます。(該当事業所が求人を取り下げた場合、もしくは掲載期限が切れた場合は求人票が無い場合もあります。)

     

     

    3.ハローワーク求人票(表面)の読み解き方

     

    では実際に求人票を読み解いてみましょう。今回は求人票の表面(1ページ目)について項目番号に沿ってポイントを解説していきます。

     

    1.求人事業所

    ・事業所名および所在地:実際の「就業場所」とは異なる場合もありますので必ず確認しましょう。

    ・ホームページ:応募先の公式HPを必ず見ておきましょう。確認しておくと良いのは、企業理念・会社概要・代表者の声・扱っている商品の概要・支店支所の有無・採用情報などです。面接時にそれらの話題になりスムーズに会話が進むことがあります。またホームページに記載のある単語を応募書類の志望動機に盛り込むのも効果的です。

     

    2.仕事内容

    ・職種・仕事内容:入社後の仕事内容が書かれていますのでよく読み込みましょう。実際に仕事をしている自分の姿が思い浮かばなかったり、分からない単語や専門用語がある場合は、その職種について調べてみたり、ハローワークに相談して具体的な内容を問い合せてもらうのも良いでしょう。また、ここに記載のある用語を応募書類の志望動機にそのまま盛り込むのも効果的です。

    ・雇用形態:自分の希望する雇用形態と合致しているか必ず確認しましょう。また正社員登用の有無もここで確認ができますので見逃さないようにしましょう。

    ・雇用期間:雇用期間に定めがある場合は、契約更新の有無や更新の条件が自分の希望と合致しているか確認しましょう。

    ・就業場所:1の事業所所在地と異なる場合もありますので注意が必要です。不安であれば事前にその事業所まで行ってみて、通勤に必要な時間や事業所周辺の様子、事業所自体の様子を自分の目で確認してみるのも良いでしょう。

    ・年齢:年齢制限の有無を確認しておきましょう。自分のライフプラン・キャリアプランに合致しているか確認しましょう。

    ・学歴・必要な経験等:これまでの自分の経歴が募集条件に合致しているか確認しましょう。

    ・必要なPCスキル・必要な免許資格:現在の自分のスキルが募集条件に合致しているか確認しましょう。(面接時にタイピングテストやパソコンのスキルチェック、適性検査等がある場合もあります。求人票裏面の「7選考等」の記載内容をよく確認しましょう。)

    ・試用期間:試用期間がある場合は期間と労働条件等の内容が、自分の希望(特に金銭面)に合致しているか、合致していない場合は試用期間何ヶ月間ならやり繰りできるか?その期間を超える場合はどうするか?等をきちんと確認(計画・計算)しておきましょう。

     

    3.賃金・手当

    ・賃金:一番上の「月額」または「時給額」の総額と、その下の内訳(a基本給、b手当、c固定残業代)を確認し、自分の希望に合致しているか確認しましょう。「c固定残業代」を超える残業時には別途残業代が出る旨記載があることも確認しておきましょう。また「dその他の手当付記事項」には、有資格者に付与される手当や、扶養手当、その他さまざまな手当が記載されていますので必ず確認しておきましょう。

    ・通勤手当:支給の有無を確認してください。(支給が無い事業所もあります。)特に遠方から通う場合は上限額の確認は必須です。

    ・賃金締切日・賃金支払日:近々のマネープラン(生活費等)に合致しているか確認して下さい。給与が手元に入るのは「次の支払日」ですので注意が必要です。

    ・昇給・賞与:昇給や賞与の有無は事業所によってさまざまです。やはり自分の希望に合致しているか確認してください。

     

    4.最後に…ハローワークを含めた各種就労支援機関を活用しよう

     

    前項ではハローワーク求人票表面(1ページ目)の読み解き方をお伝えしました。

    今後、実際にいくつかの求人票を見ていくと色々な疑問や質問が出てくることと思います。例えば「必要なPCスキル欄に『基本操作』としか書いていないけれど具体的にはどういったスキルが求められるのかな?」といった具合に。そんな時こそハローワークに相談してみましょう。相談員の方がその事業所に関する情報(過去の応募者からの情報、過去の求人募集履歴など)を持っていたり、もしくはその事業所にその場で直接電話で問い合せをしてくれて解決できたり、ということが多々あります。

    また皆さんが信頼を置いているハローワーク以外の就労支援機関があるのであれば、そちらに相談してみるのも良いでしょう。このコラムを掲載している「東京パソコンアカデミー」でも求職活動中の生徒さんへの就職支援を実施しておりますので、ぜひ東京パソコンアカデミー講師にも相談してみて下さい。

    最終的には自分で決断して応募をしていくことにはなりますが、それまでの過程で東京パソコンアカデミー講師がお手伝いできることがあるかもしれません。

     

    「ハローワーク求人票(表面)の読み解き方」はいかがでしたか?

    今後の応募先を検討する際のヒントにしていただき、自分にマッチしたお仕事への就業を叶えましょう。最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。

     

    この記事の著者:吉田友子

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