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今のお子さんたちは「デジタルネイティブ」などと呼ばれますが、生まれてきた時からデジタル機器が身近にある状態で育った世代です。小さな頃からYou Tubeで動画を観ていた、ゲームをしていた、なんてこともよくある時代になりましたね。親が持つスマートフォンなども簡単に操作できるようになってしまって驚くことも多いです。
スマートフォン、タブレット、ゲーム機・・デジタル機器に強い子は多いですが、実はお仕事を始めてからパソコンが使えず苦労する方も多くいらっしゃいます。
お子さんが小学生の場合、どんな風にパソコンに慣れていくのがいいでしょうか?
新卒で企業に就職した際、パソコンに不慣れで苦労する人たちが多くいらっしゃるようです。スマートフォンやタブレットを日常使いしている皆さんでも、仕事になると途端にパソコンを使うことになり、できる人とできない人の差が大きく開いてしまっている現状があります。社会人としてスタートした時、最初からつまずかずに進んでいってほしいなと思いますよね。
お子さんが小学生でしたら、将来困らないようにパソコンに慣れておきたいものです。
まずはどんなところからお勉強するのが良いでしょうか?
オススメはタイピング!
まず始めるならパソコンで文字を入力できるようにしておくと良いでしょう。
とくに『タッチタイピング』、手元を見ないで入力できるようにしておくと良いですね。
タッチタイピングはパソコンに使い慣れる前、全く癖がないうちに練習を始めた方がスムーズに身につきます。小学生は「パソコンもゲーム機のうちの一つ」くらいの感覚で、機械を動かすことを純粋に楽しんでくれるお子さんが多いです。
「お勉強」になる前に取り組んでおきたいことの一つです。
プログラミングは低学年のお子さんには難しい場合もありますが、タイピングなら取り組めるお子さんも多いでしょう。
ローマ字は以前小学4年生で習う単元でした。現在は小学3年生で習います。英語ではなく国語教育の一環としてローマ字を学習します。
小学2年生くらいからローマ字の理解もできるようになってくるので、先取りで勉強しているというご家庭もあるかもしれません。
そうです。タイピングはローマ字を覚える頃からスタートすると良いでしょう。まずはローマ字のお勉強 → そしてタイピングの練習へと進みましょう。
また、ローマ字がまだ完璧ではないお子さんにもタイピングはオススメです。
「ゲーム(パソコン)ができるようにしたい!そのためにはローマ字を覚えないと!」という思考です。頑張って覚えようとしてくれますよ。
タブレットやスマートフォンで小さな頃からかな入力に触れてきている小学生。慣れている『かな入力』の方がいいでしょうか?
ローマ字を覚える頃からスタートするなら『ローマ字入力』がオススメです。
日本人はひらがな、カタカナ、漢字、ローマ字(英語)を駆使して文章を作成していきます。これからスピードアップも狙っていくなら、キーの配置はぜひ覚えたいところですよね?
覚えるキーの数はどれくらいあるでしょうか?
ローマ字のキー : 26個
ひらがなのキー : 45個+「Shift」「゛」「゜」
かな入力をする場合、ひらがな・カタカナ・漢字を入力するために48個、英語を入力するためにさらに26個、計74個のキー配列を覚える必要が出てきます。
ローマ字入力の場合は26個のキー配列を覚えるだけでひらがな・カタカナ・漢字・英語の全てが入力できてしまうのです。
また、キーボードを見ていただくとわかりますが、かな入力の場合、使うキーが横4段に渡って配置されています。手の小さい女性やまだ小学生のお子さんが下を見ずに指を伸ばすことを考えると1番上の段は少し遠すぎると思いませんか?
ローマ字は横3段で配置されていますので指も届きやすく打ちやすいです。
目指すはタッチタイピング!手元を見ないで入力ができるようになるのが目標です。
手元を見ながら文字入力をしている方は人差し指と中指くらいしか使っていない方が多いです。これに慣れてしまった場合、後から正しい指使いに矯正するのは大変な苦労をすることになります。
癖のない早い段階から意識づけをしていきましょう。
キーボードの『F』キーと『J』キーにはでっぱりがあり、ここに左右の人差し指を置きます。
同じ段で順に残りの指を小指まで置いていきましょう。
親指はスペースキーに置きます。
自然に手が丸く猫の手状態になっていたら正解!
上の段のキー、下の段のキーを打っても必ずここに戻ってくるホーム(家)のポジション(指配置)となります。
キーにはどの指で打つか決まっていますので、キーボード一覧表で確認しておきましょう。
ホームポジションを理解したらあとは練習あるのみ!
キーボード一覧表を画面の横に置いて目線はディスプレイ。下を見るのも癖なので目線は上げたまま。一覧表のカンニングはOKとしておきましょう。
いきなり文章を打つのではなく、「あいうえお」から始めるのがオススメです。母音(あいうえお)はローマ字入力をする際にいつも打つキーになりますので、これをササっと打てるだけでもスピードUPにつながります。
「かきくけこ」「さしすせそ」と徐々に打てるキーを増やしていきましょう。
50音の練習ができたら今度は単語の練習に入りましょう。いきなり長い文章はタイプミスもあってストレスです。単語など数文字のものからスタート。漢字変換のためのスペースキーの利用、Enterキーの利用なども練習していきます。
次に単文節変換。
文章の入力をする際に文節ごとに入力→変換をしていきます。まだまだミスタイプがある場合、文節ごとに漢字変換した方が安心です。
文節とは、文が不自然にならないように区切った時1番短い単位のことです。よく「ネ」が入れられるところ、と習ったりしますね。
例:昨日ネ、先生がネ、学校でネ・・・・
慣れたら文節を長めにとって変換をするようにしましょう。文節2つ分→1文全部・・と徐々に伸ばしていくと漢字変換の回数が減り、より速く文章入力ができるようになってきます。
小学生がタイピングのスピードアップをするならタイピングの練習ができるサイトを利用するのもオススメです。
ゲーム感覚でできますし、レベルも選べるので徐々にレベルアップをすることで飽きずに続けていくことができます。ご家族で競ってみるのも楽しいかもしれませんね。
東京パソコンアカデミーでは小学生向けの『ジュニアタイピング』講座で練習が可能です。ローマ字の書き取り練習などローマ字を覚える練習と、指を1本ずつ使えるようにしていくタイピング練習を同時進行で進めていきます。初めてパソコンを触るところから~タッチタイピングの習得~スピードアップまで順にできるようになります!
タイピングに慣れたらこれを利用してPCスキルの幅も広げていきましょう。
例えば興味に合わせてプログラミングも良いでしょう。論理的思考を養い、将来的にIT関連のお仕事へ興味を持ってもらうきっかけにもなるかもしれませんね。
小学校や中学校ではPowerPointを利用して発表をする授業もありますので早めにお勉強を始めておくのも良いかもしれません。
小学校高学年になってくるとWordやExcelも理解ができるようになってきますのでポスターやカードなどの文書作成、表計算やグラフ作成も興味を持って取り組んでくれるようになります。
東京パソコンアカデミーではWord・Excel・PowerPointが初めてでも基礎からお勉強できる講座をご用意しています。初心者でもご安心ください。
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PowerPointやWordなどOfficeソフトの勉強が進んだお子さんはMOS等のパソコン資格にチャレンジするのもオススメです。
大人も挑戦する方の多いMOSは問題文を読んで操作で答える試験になりますので、問題文の理解、大人も使う漢字の読みができる小学校高学年からチャレンジが可能です。
資格が取れると自信にも繋がりますし、中学、高校と進学する際の内申にも利用できます。情報関連の高校、大学も選択肢に入って来るでしょう。
東京パソコンアカデミーでは資格取得を応援しています。MOSの他、各種資格の試験会場校です。
将来にも繋がるパソコンスキル。まず手始めにタイピングを習得し、パソコンに興味を持ってもらうところからスタートしてみるのはいかがでしょうか?
小学生はあっという間にパソコン慣れをしますし、「覚えよう」と意識することもなくできるようになっていきます。「お勉強」になる前の今がチャンス!
この記事の著者:中島真由美
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