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今何かと話題のAIですが、新たにMicrosoftが開発した「Copilot」。最近耳にはするけどどんなものなの??というCopilot初心者の皆さん向けのコラムです。
Microsoft Copilot(コパイロット)
Microsoft社が提供するAIアシスタントです。ChatGPTをはじめとした様々な生成AIが登場しましたが、その中でもMicrosoft社が提供する生成AIサービスがCopilotです。
ChatGPTでも使われているOpenAI社が開発した「GPT-4」とMicrosoftの検索エンジン「Bing」を組み合わせた生成AIサービスです。
Copilot = 副操縦士
副操縦士として、操縦士である私たちをサポートしてくれます。
自分の知りたいことをCopilotに伝えると、質問への回答や文章の生成のほか、情報の検索をしたりすることができます。Microsoft Copilot for Microsoft 365では、Microsoft 365のWord、Excel、PowerPointをはじめとした様々なアプリケーションとCopilotを連携させることができます。
関連 サービスも多く提供されています。今までより時間を節約し、生産性と創造性を大幅に向上できるとして、注目されています。Microsoft社によると生産性のUP、作業の所要時間が25%減、従業員満足度18%増とのこと!
月額料金 | |
Copilot | 無料(ユーザー/月) |
Copilot Pro | 3,200円(ユーザー/月) |
Copilot for Microsoft 365 | 4,497円(ユーザー/月)
※法人向けプランの加入が必要 |
無料のプランがあるので、まずはこれで試してみるのもおすすめです。
Copilot Pro、Copilot for Microsoft 365は有料ですが、Word、Excel、PowerPointなどでCopilotを使用することができます。
Copilot for Microsoft 365を利用するには、Microsoft 365 Business Standard または Business Premium のサブスクが必要です。
Microsoft Office 2021などの買い切り版では利用することができませんので注意です。
主な機能 | ||
Copilot | ・テキスト、音性、画像機能を使用したチャット | ・ドキュメントやWebページの要約 など |
Copilot Pro | ・WebバージョンのWord、Excel、PowerPointなどでCopilotの利用 | ・迅速なAI画像生成 など |
Copilot for Microsoft 365 | ・Word、Excel、PowerPoint、OneNote、Outlook、Microsoft TeamsでCopilotの利用 | ・企業向けデータ保護 など |
1つ目の無料プランでは簡単な生成にとどまりますが、有料版はMicrosoftが提供するだけあって、仕事で使用頻度の高いWordやExcelとの連携ができるところが魅力です。
例えば、Copilotのチャットにお店の外観写真を添付して「ここは何というお店ですか」と質問に回答することも可能です。文章から画像を作成、グラフや図形を読み取ってテキスト化もできます。
Copilotは複雑な質問に対して、高品質な回答が得られます。さらにCopilot Proでは、さらに長文の処理能力が向上していて一度に処理できる文字数が多く、レポートや議事録の作成におすすめです。
Copilotは、Microsoft製品との統合が強化されています。Microsoft製品の利用頻度が高い方には特に有効と思われます。
ドキュメントの初稿を作成、編集し、要約します。
Wordアプリケーションで文書の作成を自動化します。
・長い文書の要約。「このドキュメントの要約を作成してください」と聞いてみる。
・文書の文法やスタイルをチェックしてもらう。
・レポートの関連資料の引用を探して提案してもらう。
・企画書や提案書のアイディアを聞いてみる。
・セミナーの企画書作成、議事録作成などの文書作成。
アイディアを印象的なプレゼンテーションに変えます。
WordファイルをPowerPointに読み込ませて、プレゼンテーション資料を作成できます。先ほどCopilotを利用してWordで作ったセミナーの企画書をPowerPointに読み込ませプレゼンテーション資料を作成する、ということも可能です。
・新しいプレゼンテーションのセクション構成を提案してもらう。
・スライドデザインやテンプレートの提案をしてもらう。
・プレゼンで紹介したい製品の特長を箇条書きにしてもらう。
・売上データをグラフにしてくれる。
・音声を文字起こししてプレゼン資料に入れる。
エキスパートの手際でデータを分析、視覚化します。
Excelで作表や数式の入力自動化、データ分析の可視化が可能です。例えば、Copilotを使ってExcelやPowerBIとの連携により、大量のデータを効率的に分析してグラフなどを作成できます。Copilotの利用で、売上データのトレンド分析や予測を視覚的に表現し、意思決定のスピードを上げることが可能です。
・大量データの分析、傾向を教えてもらう。
・売上データをグラフに変える。
・元々用意してあるデータをピボットテーブルに変換させる。
・どんな計算をしてもらいたいか伝えて適切な数式にしてもらう。
・データの一部を強調表示するための条件付き書式を設定してもらう。
・重複データを削除してもらう。
「たたき台」を短時間で作成します。人がそれに手を加えていくと、精度の高い文書を効率的に作成でき、作業時間が短縮されて生産性が向上すると期待できます。
内容によっては正確ではない情報が回答されたり、信頼度の低い情報を生成したりする場合があります。Web上の情報から質問に回答してくれる仕組みはChatGPTとも同じです。本当にこれは正しい情報なのか?表現は合っているのか?というチェックは必要で、鵜呑みにはできません。
オンラインで利用するサービスなのでアプリのインストールは必要ありません。
1. Copilot公式HPへ
https://copilot.microsoft.com/chats/DjwGvGrXKYjTDz3qMfuaQ
2. 文字の入力スペース「Copilotへメッセージを送る」に入力してEnterキーを押す
3. しばらく待つと返答が表示される
1. Microsoftアカウントを作成
2. マイクロソフト公式サイトのCopilot購入ページへ
https://www.microsoft.com/ja-jp/store/b/copilotpro?msockid=0e28603fb3316b2d32577595b2566a19
3. 「1ヶ月無料試用版をお試しください」をクリック
今なら最初の1ヶ月は無料、その後サブスク利用で継続ができます。
Copilot for Microsoft 365 は同じページのさらに下の方にリンクがあり購入が可能です。
1. Wordを起動: Wordを開いて、既存のドキュメントまたは新しいドキュメントを開きます。
2. Copilotアイコンを探す: リボンメニューまたはツールバーにCopilotのアイコンが表示されているはずです。通常、上部の「ホーム」タブや「挿入」タブにあります。
3. Copilotを有効にする: Copilotアイコンをクリックして、機能を有効にします。初めて使用する場合は、サインインが求められるかもしれません。
4. コマンドを入力: Copilotを有効にすると、自然言語で質問や指示を入力することができます。たとえば、「このドキュメントの要約を作成して」と入力すると、Copilotが自動的に要約を作成してくれます。
上記はCopilotが教えてくれたWordでの使い方です。そのまま載せてみました。このように知りたいことをどんどん聞いてみましょう。Web検索より早いかもしれませんね。
AIってすごい!ChatGPTがすっかり有名になりましたが、お仕事でMicrosoft製品の利用が多い方
にとってはCopilotがとても有効に使えるかもしれませんね。
ただしすべての情報を鵜呑みにせず、間違いがないかというチェックやこれをたたき台としてより良いものを作る、ということはやっていった方が良さそうです。
効率UPができる良いパートナーとして利用していきましょう。
この記事の著者:中島真由美
お近くの教室で無料体験レッスンを受け付けております。
ぜひお気軽にお申し込みください。