お役立ちコラム

就職
2022/09/15

書類選考を突破できる応募書類とは? ~職務経歴書編~

目次


1.職務経歴書の概要について

2.職務経歴書の記載項目について

3.「職務経歴」欄の記載方法

4. 4つのアドバイス

5.まとめ


本日は、前回(2022/2/15)に引き続き就活の第一関門である「書類選考」を突破できる「職務経歴書」の書き方、についてお話しさせていただきます。

1.職務経歴書の概要について

まずは職務経歴書を作成するにあたっての、全体的な注意点・ポイントをお伝えします。

・パソコン横書き、A4サイズ縦の1~2枚に作成しましょう。

・年号は和暦または西暦に統一しましょう。

・これまで経験してきた職務内容(職務経歴)を自由様式で詳しく記載します。(次項参照)

・職務経歴書内の「職歴」や「志望動機」など、履歴書にも記載のある項目については履歴書に書ききれなかった内容についてより詳しく記載しましょう。(例:職歴には勤務先の会社概要や職務内容、その職務で得たスキルなど。志望動機にはきっかけとなる原体験や具体的なエピソードなど)

・ひとつひとつの文章が長くなりすぎないように、簡潔かつ要点をおさえたメリハリのある文章にしましょう。

・全体のレイアウトやバランスの良さ、見やすさにも気をつけて作成しましょう。フォントは同じ種類で統一し、行間や文字間隔を詰めすぎないようにしましょう。余白も程よく確保しましょう。また番号や箇条書き、表などを活用して見やすい文書となるよう工夫しましょう。

 

2.職務経歴書の記載項目について

・記載項目は自由ですが、一番上に「タイトル」「氏名」「日付」を必ず入れましょう。また本文内には必ず「職務経歴」の項目を入れましょう。

・職務経歴「以外」にどの項目を盛り込むかを良く吟味しましょう。下記は一般的な項目の一例です。

(1)志望動機 (2)活かせる能力 (3)自己PR  (4)取得資格 (5)パソコンスキル(6)語学力

(7)職業訓練歴・セミナー・研修歴 (8)社会活動 (9)趣味・スポーツ

・また「志望動機」や「自己PR」の文末は「~を担当しました。」 などの丁寧な文体にしましょう。

・学歴に記載する学校名、職歴に記載する法人名、取得した資格名は省略せず正式の名称・表示で記載します。

(例「(有)○○」ではなく「有限会社○○」と記載しましょう。)

・専門用語や専門的な内容には、※や( )書きで説明を追記しましょう。

・作成後に必ず読み返し、誤字・脱字がないか、印刷後の文字のかすれや汚れがないか確認しましょう。

 

3.「職務経歴」欄の記載方法

・「職務経歴」は、古い経歴から時系列に記載する方法と、新しい経歴から記載する方法の2種類が一般的です。他に、職種や職務内容ごとにカテゴリー分けをして記載する方法もありますが、その場合は内容が煩雑・複雑になり採用担当者が読み取りにくくなる可能性もあるのでお勧めしません。

・「職務経歴」には勤務先の会社概要や職務内容を入れましょう。場合によってはその職務で得たスキルを盛り込んでも良いでしょう。

・「職務経歴」の文末は体言止めにしましょう。例えば「~に従事」「~を担当」のように名詞で終わらせましょう。

 

4. 4つのアドバイス

 

  • アドバイス1

下準備として、職務経歴書に使えそうな素材文章(自分の経歴、資格や強み、自己PR等)をすべて洗い出して、ランダムで構いませんので文書にまとめて保存しておきましょう。応募先が決まったら、その素材集の中から必要な部分だけコピー&貼り付けで抜き出して清書していきましょう。

  • アドバイス2

「活かせる能力」「自己PR」を盛り込む際には、まずは「過去の職務で得た技能・知識」「強み」「得意なこと」を洗い出し、次にその中から「これから応募する職務で活かせそうな技能・知識、強み、得意なこと」をピックアップします。次にピックアップした項目を裏付けるエピソードや客観的な評価(数字で表せる結果など)を思い出して記載しましょう。(例:月○名の顧客から指名されて仕事を受けた、社内表彰を受けた、赴任後6か月でチームの営業成績が○%アップした、四半期で○件の契約を成約させた、合格率○%の難関資格取得)最後に入社後の意気込みや抱負で締めくくると良いでしょう。(例:これまでの経験を活かし、〇〇に努めて参ります。これまでの経験を活かし、〇〇の分野でお役に立てるよう日々の業務に励みます。)

  • アドバイス3

「過去の職務で得た技能・知識」「強み」「得意なこと」が思い浮かばない場合は、過去の仕事で日々気をつけていたことや、工夫していたことを思い出してみましょう。また1日の業務、1週間の業務、1か月の業務、1年間の業務、のように時間軸で区切って時系列で業務内容を思い出していくと、得た技能や知識、気をつけていたことや工夫していたことを見つけやすくなります。

  • アドバイス4

職務経歴書は写しをとっておきましょう。面接の際の質問に対して、記載内容と矛盾する回答をしないよう、完成した職務経歴書をコピーしておき面接前に見て準備をしておきましょう。(次回応募の際の参考にもなります。)

 

5.まとめ

「書類選考を突破できる応募書類とは? ~職務経歴書編~」はいかがでしたか?

様式や項目が決まっていない「職務経歴書」は作成に時間がかかるものですが、アドバイス1にもあるように事前に素材を準備しておけば慌てずに良い書類が作成できます。また書式やレイアウト(見た目)が整っていなかったり、記載方法が間違っていると、せっかくアピールできる経歴・資格・スキルを持っていても採用担当者にうまく伝わりません。

 

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この記事の著者:吉田友子

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