目次
3.志望動機、自己PR、特技、等の欄には何をどう書くと良いのか?
この時期は新年度に向けて就職活動・転職活動を始められる方が多いと思います。
本日は、就活の第一関門である「書類選考」を突破できる履歴書と職務経歴書の書き方、について2回に分けてお話しさせていただきます。
まずは履歴書を作成するにあたっての、全体的な注意点・ポイントをお伝えします。
・応募先からの指定がない限りは履歴書はパソコンでの作成をお勧めします。
・様式は、幅広く使えるもののほか、大卒等の学卒者用、転職者用、パート・アルバイト用などがあります。
自分のアピールしたい内容が記載しやすい自分に合ったものを選びましょう。
厚生労働省ホームページにPDFとExcelの履歴書様式の掲載があります。
・サイズは応募先から指定がない限りはA4版(二つ折りになっている場合、見開きA3サイズ)をお勧めします。
・文末は「です・ます」調で統一し、年号は、和暦か西暦に統一します。
・略号を用いたり省略した記載(例えば「〃」「同上」「(株)」など)をしないようにします。
・作成した後は必ず読み返し、誤字・脱字がないかどうか点検しましょう。
・貼り付ける写真は3か月以内に撮影したもの、スピード自動撮影機よりも写真館などで撮影したもの、をお勧めします。
身だしなみは基本的にはスーツで、カラー写真が一般的です。
・提出した履歴書は必ずコピーを取っておき、面接前に確認し、面接に備えましょう。
・郵送する場合は、簡易書留など発送・受取記録が残る方法がお勧めです。
ではここからは履歴書の記載項目についてひとつずつ確認していきましょう。
・日付:作成日ではなく、提出日(郵送の場合は投函日、持参の場合は持参日)を記載します。
・住所:都道府県名や、マンション・アパートの名称、部屋番号も省略せずに記載します。
(例:「1-1-1」ではなく「一丁目1番地1号」のように正式な表記)
・電話:固定電話と携帯電話の両方を持っている場合は両方とも記載します。
・連絡先:メールアドレスを記載しておくことをお勧めします。
・学歴:中学または高等学校以降の学歴(入学及び卒業(修了))を古い順に記載します。
高等学校、専門学校、短大、大学の学歴については「学部、学科、コース、専攻」も記載します。
・職歴:入社及び退社の経歴を古い順に記載します。雇用形態(正社員、派遣社員、契約社員、
アルバイト、パート等)を( )書きで付記することも可能です。
業先が企業の場合は「入社」「退社」という用語を使いますが、企業以外の場合は用語が変わる
こともあるので、正しい用語を調べてから記載します。また職業訓練の受講歴も職歴欄に記載可能です。
職歴欄の最後には「以上」と記載します。
・免許・資格:基本的には「○○免許 取得」、「○○検定 合格」のように記載します。
勉強中のもの、1次試験のみ合格、なども、意欲や能力のアピールになりますので、その旨を明示の上で
記載します。(例:○○取得予定)
・本人希望記載欄:一般的には「勤務条件は貴社の規定に従います。」と記載します。
同一企業が複数職種の求人募集をしているのであれば「○○職を希望します。」と記載します。
応募書類を作成する際に一番頭を悩ませるのが「志望動機」や「自己PR」「特技」欄ではないでしょうか?
作成に関するいくつかのポイントをお伝えします。
・まずは応募先の情報(求人内容やHP)を研究し、応募先のことをよく知った上で内容を練りましょう。
・志望動機、自己PRについては「過去の略歴とそこで得た能力・スキル」「応募先を選択した理由」「就業開始後の
どのような場面でどのようなスキルでその会社に役立ちたいか(意欲)」の3点を盛り込んで記載します。
・応募先の求人情報内に記載されている単語や表現をそのまま使うと、採用担当者に対するアピール力が増す場合があります。
・特技については、応募先で活用できる技能・技術を記載するのが無難でしょう。個人的な活動(ボランティア活動や趣味)
を記載する場合も、仕事に役立つもの、仕事に関連するものを優先して記載します。
・「貴社で学びたい」「充実感を得たい」などの求職者の一方的な希望は記載しないようにしましょう。
「書類選考を突破できる応募書類とは? ~履歴書編~」はいかがでしたか?
応募書類の書式やレイアウト(見た目)が整っていなかったり、記載方法が間違っていると、せっかくアピールできる
経歴・資格・スキルを持っていても採用担当者にうまく伝わりません。
まずは応募書類を上手に作成して、第一関門を突破し、自分にマッチした就業を目指しましょう。
この記事の著者:吉田友子
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