お役立ちコラム

Word
2023/12/15

Wordで音声入力!ディクテーション

目次


  1. Wordの音声認識機能、音声入力、文字起こし
  2. Wordの文字起こし機能!ディクテーションとは
  3. ディクテーションの特徴
  4. Wordでディクテーションの使い方
  5. ディクテーションの上手な使い方
  6. 記号の入力も音声でできる!
  7. さらに便利に使おう!ディクテーションで翻訳
  8. Wordで音声ファイルから文字起こし!トランスクリプトとは
  9. トランスクリプトの特徴
  10. トランスクリプトの使い方
  11. まとめ

会議の議事録や面談の記録・・・文字入力のスピードは速いけど打ち込むのが面倒なんだよなぁ、なんて声も聞こえてきます。本日はちょっとめんどくさがりの方にもおすすめのWordの便利機能をお伝えします。

1.Wordの音声認識機能、音声入力、文字起こし

Wordには音声認識機能として、ディクテーションとトランスクリプトの2つがあります。

  • ディクテーション
  • トランスクリプト

どちらも音声をテキスト変換機能です。どちらもとても便利な機能なので細かく見ていきましょう。

 

2.Wordの文字起こし機能・ディクテーションとは

ディクテーションとは、マイクを使って直接音声を入力しながら文字にする機能です。話した内容がそのまま文字起こしされる便利さが魅力ですね。 キーボード入力が速い方も長文は面倒。キーボード入力が苦手な方はこの機能を使った方が速いかもしれません。 こんな使い道があります。

  • キーボード文字入力の代用
  • 議事録の作成
  • 面談記録の作成
  • 耳が聞こえない方に話した内容を文字で伝える

 

3.ディクテーションの特徴

ディクテーションには下記のような特徴があります。

  • 句読点の自動入力が可能
  • 日本語だけでなく、多言語に対応
  • 時間数の制限はなし

 

4.Wordでディクテーションの使い方

【Microsoft 365のWord】で使用可能です。下記の操作でディクテーションアイコンが出てこない方は対象外となります。

 

まずはマイクの準備をしておきましょう。マイク対応のデバイス使用するか、マイクを接続しておきます。

Wordの白紙の文書、または音声入力をしたい文書を開いておきます。カーソルの表示されている位置から文字入力されていきます。

  1. 「ホーム」タブをクリック
  2. 「ディクテーション」をクリック
  3.  「ディクテーションの開始」をクリック
  4. 話す。話したものが文字入力されていく。
  5. 「ディクテーションの停止」をクリック

 

5.ディクテーションの上手な使い方

ディクテーションを効果的に使うために下記のことに気を付けましょう。

  • 音声入力を使う時は滑舌よくゆっくりと発声する
  • 音声入力と一時停止をこまめに切り替える
  • 音声入力中もキーボードは有効なので編集もしながら行うと効率的

うまく聞き取ってくれないところがあった場合、キーボードは有効なのでいらない文字を消してもう一度話してみたり、その部分だけキーボード入力で補完したりできます。修正しながら作っていくと効率的かと思います。

音声が認識されない場合は下記を確認してみましょう。

  • 正しいマイクが選択されているか?
  • 音量が適切かどうか?
  • ヘッドセットなどマイクを使うとよい。しっかり認識してくれる。

筆者が試してみたところマイクを使用した方が感度も良く、しっかりと文字にしてくれる印象でした。

 

6.記号の入力も音声でできる!

「/」や「?」などの記号を入力するには、音声入力コマンドを利用します。コマンドを読み上げると特殊文字の入力や、改行ができます。文章の流れで正しく認識されないことも多いのですが、主なコマンドは知っておくと便利です。

音声入力の途中で上記のコマンドを発声するとより効果的に音声入力がかないますよ。

 

7.さらに便利に使おう!ディクテーションで翻訳

Wordは30か国語以上に対応しています。

Wordのディクテーション機能と翻訳機能を併用することで、入力した文字を他の言語に変換、翻訳することも可能です。では流れを確認してみましょう。

  1.  ディクテーション機能を使って音声入力する
  2.  翻訳したい部分を選択する
  3.  「校閲」タブをクリック
  4.  「言語」グループの「翻訳」をクリック
  5.  「選択範囲の翻訳」をクリック
  6.  画面右に作業ウィンドウが表示され「翻訳ツール」が表示される
  7.  「翻訳先の言語▼」で言語を選択する
  8.  翻訳される

 

8.Wordで音声ファイルから文字起こし!トランスクリプトとは

Microsoft 365のサブスクリプション契約が必要で有料です。ですが、こちらもとても便利な機能。ディクテーションと同じようにWordに直接音声入力をすることができる他、Wordに音声ファイルをアップロードするだけで文字起こしができます。ICレコーダーで録音してきたものを文字起こしする・・といった場面で利用できます。

また会話の録音もでき、話している人の区別もできるので複数の人が話している場面の文字起こしには大変便利です。

 

9.トランスクリプトの特徴

トランスクリプトには下記のような特徴があります。

  • Microsoft 365サブスクリプション(有料版)への登録が必須
  • リアルタイムでの文字起こしが可能
  • ファイル形式:WAVE/MP4/M4A/MP3
  • アップロードできる音声ファイルの長さ:1ヶ月あたり300分まで

1ヶ月あたり300分までと制限はありますが、文字数の制限はありません。

 

10.トランスクリプトの使い方

トランスクリプトの使い方を確認していきましょう。

  1.  Wordを起動し、白紙の文書を表示するか、文字を入力させたい文書を開いておく
  2.  「ホーム」タブ
  3.  「ディクテーション▼」
  4.  「トランスクリプト」
  5.  「音声をアップロード」
  6.  音声ファイルを選択する。
  7.  読み込みに時間がかかるかも。同時に文字起こしが完了。
  8.  画面右の作業ウィンドウから入力させたいものの「+」をクリック
  9.  Wordの文書に挿入される。

 

11.まとめ

この機能を知ったらもう長文の入力はしたくない!なんて思ってしまうかもしれませんね。まずは使ってみて、精度の高さを確認しましょう。どんな時に使えるのか考えながら、どんどん試してみるといいのかもしれません。この文章もディクテーションを使って入力してみました。パソコンをビジネスパートナーにしていきましょう。

 

この記事の著者:中島真由美

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